簿外になる時もある借地権の特徴

土地は非常に高い価値がある商品なので、やり取りをする時は会計処理をするのが一般的です。ただ条件によっては簿外で処理される時もあるため、トラブルが起こらないように対応しなければいけません。特に借地権は複雑な手続きになりやすく良く考えておかないと、税金の問題が起こりやすいため十分な対策をする必要があります。

借地権の利用方法

土地をそのまま購入するのは負担が大きく、簡単にはできないので借りる方法もあります。借地権は土地を借りる権利のことで、契約をすれば他人の土地に建物を建てられます。この権利は市場価値が高く利用するためには、一定の金額を支払う必要があります。

土地の価値によって支払う金額は変わりますが、どの程度の金額になるかは契約によって変わります。借地権は長期間土地の利用ができるものなので、価値が高く売却できれば多額の現金を得られます。権利を売却するためには地主の承諾がいりますが、事前に確認しておけば借地権を売れます。

地主から借地権を得る時は互いの関係によって、どのような形になるのかが変わります。例えば親戚などの関係が深い人ならば、制限がゆるく簡単に権利を渡せます。良く知らない人に対して渡す場合は制限を受けやすく、手続きも複雑になるので注意がいります。

借地権は高い価値のある権利なので、手続きのやり方によっては課税対象になる時もあります。元々借地権は高い価値があるため税金の負担も大きくなりやすく、多額の現金を請求される場合も少なくないです。参考サイト|借地権相続

借地権は特殊な権利なので使い方が難しく、どのような特徴があるか理解してから使う必要があります。

個人と個人で行う借地権の取引

親が子に自分の土地を貸して生活させるケースは多く、そのような時は土地を売却するやり方もあります。ただ売却すると買う側の負担が増えてしまうため、借地権を渡して対応する場合が少なくないです。借地権は個人同士でやり取りするのも可能ですが、家族などの間ならば無償で渡すのも可能です。

手続きを正確にしておく必要はありますが、契約をすれば無償でも借地権を渡せます。このような方法が可能なのは地主と関係の深い相手だけで、そうでない方だと何らかの制限を受けやすいです。親族以外に借地権を渡す時は、何らかの対策をしておかないと問題になる可能性があります。

親族以外に借地権を渡す場合は、もらった側は利益を得る形になります。何らかの対価をもらえば借地権を渡しても良いですが、そうでないと法的な問題が発生します。借地権は価値のあるものなので無償で渡せば、多額の現金を渡したのと同じになります。

対価を得ずに多額の資産を渡せば、贈与税などの税の対象になるため気をつけなければいけません。このトラブルは親族ならば問題になりづらいですが、赤の他人に対して借地権を渡す時に問題になります。親族以外に借地権を渡すと税負担などの、トラブルが起きやすいので気をつけなければいけません。

個人が法人に借地権を渡す時のポイント

会社の社長が個人的に持っている土地に、事業のための建物を建てるケースは良くあります。特に中小企業だとこのような形になりやすいですが、その時に気をつけなければいけないのが借地権です。借地権は親族などの関係が深い相手に対しては、無償で渡せる特徴を持っています。

しかし会社は自分が社長であっても、別の存在であるため無料で借地権は渡せません。法人に対して借地権を渡す時は、それ相応の支払いを受ける必要があります。土地などの価値に見合った資金を得ていれば、特に問題は起こらず借地権を法人に対して渡せます。

自分が持っている土地を会社に渡す時は、特別な手続きをすれば無償でできる場合があります。無償で借地権を渡すためには事前に契約が必要で、対応しておかなければいけません。しておかなければいけないのは、期限になったら無償で返す契約です。

個人と法人が契約する時に期限を決めておいて、その時期になったら無償で返すと決めておけば地代などを支払わなくてもすみます。税金の支払いもしなくてもすむケースもあるため、土地を無償返還する契約をすることは大切です。

無償返還の書類は税務署にも出す必要があるため、契約をする時に用意しておくべきです。

対策をしておかないとかかる税金

無償で借地権を渡すのは親族などに限られますが、良く調べないで対応してしまう場合もあります。例えば自分の関係の薄い相手に借地権を無償で渡して、無償返還の手続きもしていないと問題になります。本来高い価値がある借地権を無料で渡すのですから、相手が利益を得てしまい税金を支払う義務が発生します。

また自分も本来であれば借地権を渡して利益を得ていたはずなので、その問題に対する課税も行われやすいです。借地権の取引は安易にしてしまう時もありますが、多額の税金を支払う形になる場合があります。状況によって手続きが変わりやすいため、借地権を渡す時は専門家に相談すると問題が起こりづらいです。

長い間誰かに土地を貸していて、必要な手続きをしていないケースは時々あります。本来ならば借地権などの手続きがいりますが、何らかの事情で行っていない時は問題になりやすいです。手続きをせずに土地の利用を認めていた場合は、必要な手続きをすれば良いので早めに対応すべきでしょう。

長期間土地を貸していた場合は時効になる時もあるため、特に責任を問われないケースもあります。土地を知り合いなどについ貸してしまう時はありますが、手続きを正確にしておくのは大切です。

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簿外になる借地権の問題

通常の手続きをしていれば借地権は、会計の書類に記載されます。しかし契約が曖昧だと簿外になるケースもあるため、そういう時は注意しなければいけません。例えば親族などに無償で借地権を渡した時は、特に金銭のやり取りがないため会計の書類に書かれません。

親族との間のやり取りならば問題になりづらいですが、法人と個人との間の取引だと問題になりやすいです。個人が法人に借地権を貸した時に、表面化しない形になる場合があります。簿外になった借地権は簡単には確認できませんが、株価評価の際に資産として計上されます。

簿外になる借地権は例外的な問題で、一般的には起こりづらいものです。借地権は税などの対象になるため、本来であれば会計の書類に書くべきです。ただ何らかの事情で記載されておらず、表面的に分からなくなる時もあります。

簿外になった借地権は違法でなければ問題になりませんが、権利関係が複雑になりやすいので注意がいります。例えば簿外にある借地権を売買する時は、今までどのような形だったのか証明しなければいけません。曖昧な形にある権利は利用がしづらくなるため、簿外にある借地権を持っている時は注意がいります。